国防科技大学への29日の取材によると、同校が独自設計・開発した中国初の宇宙ルーターがこのほど太原衛星発射センターより、「長征4号乙」ロケットによって正確に予定の軌道に投入された。科技日報が伝えた。
今回の打ち上げ任務の順調な成功は、中国初の宇宙ルーターが正式に軌道上での検証・テスト段階に入ったことを示している。同ルーターは独自の知的財産権を持つルーターOS及びネットワーク・プロトコル・スタックを採用しており、ソフト定義能力を持つ。同時にIPv4/IPv6などのネットワーク・プロトコルをサポートする。
関係責任者によると、宇宙ルーターは天地一体化情報ネットワークの重要設備の一つだ。砂漠、山脈、海洋などの自然環境の要因により、世界の半数弱の人がインターネットに接続できないでいる。宇宙ルーターを軸とする天地一体化ネットワークシステムは、この問題の解消に力を入れ、世界のインターネット非カバー地域のネット接続に力強いサポートを提供する。空・宇宙・地上・海の各種ユーザーにインターネットサービスを提供する。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年10月30日
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