中国自然資源部(省)は22日に北京市で、3基の2メートル/8メートル光学衛星「高分1号02、03、04衛星」の軌道上での引渡式を開いた。これらの衛星は正式に中国自然資源部国土衛星リモートセンシング応用センターに引き渡され、事業運営段階に入った。これは中国が独自に製造しネットワーク構築・稼働に成功した初の民間用高分解能業務衛星ネットワークであり、新たに設立された中国自然資源部が初めて建設し打ち上げた業務衛星でもある。中国民間リモートセンシング衛星ネットワーク発展の最高水準を示している。人民日報が伝えた。
同衛星ネットワークは同じ性能を持ち状態が一致する業務衛星3基で構築される。今年3月31日に3基同時打ち上げに成功し、10月10日に軌道上の試験報告・評価に合格した。衛星の設計上の耐用期間は6年。フルカラー映像の空間分解能は2メートル、マルチスペクトル映像の空間分解能は8メートル未満、単一イメージング幅は60キロ以上。3基はネットワーク構築・稼働後、2日内に世界の南緯・北緯80度間の任意の地域を2回観測し、15日で世界の南緯・北緯80度間のすべての地域を観測できる。これにより中国自然資源部の山・水・林・田・湖・草などの自然資源に対する、全要素・フルカバー・全天候のリアルタイム調査・観測能力を大幅に高めた。
中国自然資源部の凌月明副部長は、衛星応用を全国土地調査、地理国情モニタリングなどの自然資源調査モニタリング関連主体事業に融合させる必要があると指摘した。衛星リモートセンシングサービスを強化し、自然資源衛星ユーザー委員会を先に設立し、自然資源衛星のデータ・製品・情報と関連ユーザー及び業界のリアルタイム共有サービスを実現する。社会一般が注目する重要問題、重要地域、衛星を広く応用する地理情報産業などに、リアルタイムの正確な公共財サービスを提供するという。情報によると、中国自然資源部はより良い衛星リモートセンシング応用活動を目指し、新たな国土衛星リモートセンシング応用センターを設立する予定だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年10月23日
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