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緑の顔の兵馬俑、陝西歴史博物館で公開

人民網日本語版 2018年09月05日15:31

陝西歴史博物館で一般公開された「緑顔俑」

陝西省文物局が主催し、陝西歴史博物館と秦始皇帝陵博物院が運営する「帝国の強兵――陝西国宝シリーズ特別展・秦跪射俑」がこのほど、陝西歴史博物館国宝ホールで一般公開された。うち秦兵馬俑の中で唯一見つかった跪射俑「緑顔俑」の前で、多くの見学者が足を止めた。中国文化報が伝えた。

この「緑顔俑」は1999年に、秦始皇兵馬俑2号坑北東部の跪射俑軍陣の中から見つかった。髪、髭、瞳が黒であることを除き、顔のすべてが顔料で緑に塗られており、極めて珍しい。その発掘・出土は学界でセンセーショナルを巻き起こした。専門家と学者はこの緑の顔が形成された原因について、研究と検討を続けている。同特別展は貴重な「緑顔俑」を展示するほか、大量の展示パネル、マルチメディア、交流技術などの手段により、跪射俑及び秦代の彫刻芸術、軍事などの背景となる物語を深く掘り下げて解説する。見学者は近距離で兵馬俑の美しさと、秦文化の奥深さを感じることができる。

説明によると、跪射俑は秦弩兵の一種で、その出土は秦軍が冷兵器時代に弩兵という兵種を持っていた歴史的事実を十分に証明した。考古資料によると、秦俑は焼き上がった後に体全体に色が塗られる。2000年以上たった現在も、圧倒的多数の秦俑に色が塗られた痕跡を確認できる。(編集YF)

「人民網日本語版」2018年9月5日

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