遠隔制御産業ロボット
中国移動(チャイナ・モバイル)研究院の趙小帆エンジニアは、「中国工業情報化部(省)の計画に基づき、中国移動は明確な5Gロードマップを策定している。今年中に全国5都市で100の5G基地局を設置し技術テストを行い、2019年に商用化に向けたテストを行う。2020年に5Gを正式に商用化させることが、当社の目標だ」と話した。
5Gの商用化は、携帯電話の革命のみに留まらない。中国移動の展示ブースには、複雑な自動ロボットアームが置かれていた。VRグラスを装着すると、ロボットアームの裏側に敷かれる大規模な生産ラインを目にすることができる。
スイスABBグループ市場担当者は、「これは当社と中国移動及びファーウェイが共同開発した遠隔制御産業ロボットだ。伝統的な自動車生産ラインの場合、ロボットが1台でも故障すればライン全体が稼働停止し、1分の損失は数十万ユーロにのぼる。5G技術の応用後、ロボットにSIMカードを挿し込むだけで、稼動状態をリアルタイムで観察できる。更に最短時間で故障を処理し、生産コストを引き下げることができる」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年3月2日
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