香港大学文学院芸術歴史学部3年の莫■茵(■はくさかんむりに止)さんは最近、取材に対して、「今は故宮に関するニュースを必ず見ている。なぜなら、故宮の関係者の一員になったから」と語った。新華社が報じた。
莫さんは2017年の夏休みに、香港特別行政区政府民政事務局と広東省青年聯合会が初めて共同企画した「故宮博物院青年実習計画」に参加した。そして、香港地区の青年代表15人の一人として、北京故宮博物院で6週間実習し、祖国の伝統・文化の魅力を実際に肌で感じた。
実習について、莫さんは、「(6週間では)短いと感じた。もっと長いほうがいい」と話した。
莫さんは6週間、故宮博物院の書画部で実習し、計画書の作成や展示品資料の校正、展示品の説明文の翻訳など、展覧計画に関する業務に参加した。中でも、最も印象深かったのは北宋(960-1127年)の名画「千里江山図」の特別展示に関する計画業務に参加したことだったという。
「『千里江山図』は非常に古い作品で破損しやすいため、展示はとても貴重な機会。その企画を自分の目で見て、参加することができたのは、とても光栄なこと。企画の過程で、私は『千里江山図』の紹介文の翻訳を任され、自分の英語能力を発揮することができた」と莫さん。
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