重慶市の中山古鎮で「千米長宴(千メートルの宴)」が催され、古鎮の家々の玄関先には赤灯籠が吊るされた。古い商店街の前には、米酒や、ミャオ族・チワン族などの少数民族が旧正月に食べる焼き餅、燻製豆腐などの特色ある食べ物が1列に配置された800台以上のテーブルに並べられ、端が見えない状態だ。伝統的な祭祀祈祷セレモニーの後、「千米長宴」が正式に始まり、約3万人の観光客が伝統文化を体験に訪れ、その場が春節(旧正月、今年は2月16日)ムードに包まれた。特に、楊光祥さん(61)の料理の一風変わった出し方である「打盆」のパフォーマンスが観光客たちの注目を集めた。素足に草履を履いた楊光祥さんは、できたての料理を長さ約2メートル、幅20センチメートルの木製の盆の上に乗せ、さらにそれを自身の頭の上に乗せて素早くテーブルや座席の間を駆け回り、同イベントの参加者に料理を届けた。「千米長宴」は同鎮特有の伝統文化で、毎年春節前に同鎮の古い街中にいくつものテーブルが並べられるようになってから「千米長宴」と呼ばれるようになった。全てのテーブルが同古鎮の様々な郷土料理により埋め尽くされ、着席した参加者は、美味しいグルメを堪能すると同時に、新年の到来を祝福した。(編集TK)
「人民網日本語版」2018年2月7日
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