外交部(外務省)の耿爽報道官は6日の定例記者会見で、南中国海における米軍艦による「航行の自由作戦」を継続するとの米側の発言に対し、「南中国海が平穏なのは明白であるにも関わらず、あくまで波風を立てようとする国がある。米側はいわゆる『航行の自由作戦』を自国の武器の売り込みとリンクさせており、その真の目的は明白だ」と指摘した。
【記者】外国メディアの報道によると、米国務省のカイダナウ副次官補は5日、米軍艦による南中国海での「航行の自由作戦」を継続するとしている。さらにカイダナウ副次官補は近く開催されるシンガポール航空ショーで、F35戦闘機など米国製武器の東南アジア諸国による購入を後押しすべく尽力するとみられているが、これに対するコメントは。
【耿報道官】中国側は各国が国際法に基づき南中国海で有する航行と上空飛行の自由を一貫して尊重しているが、関係国が「航行と上空飛行の自由」を旗印に、中国を含む沿岸国の主権と安全保障上の利益に脅威を与え、損なう行為に対し、断固として反対する。
現在、南中国海の航行と上空飛行の自由には何の問題もない。南中国海地域情勢は落ち着き、好転し続けており、エリア内の国々は最近、これを積極的に評価する発言を繰り返している。南中国海が平穏なのは明白であるにも関わらず、あくまでも波風を立てようとする国がある。米側はいわゆる「航行の自由作戦」を自国の武器の売り込みとリンクさせており、その真の目的は明白だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年2月7日
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