百度金融がこのほど世界最大のコンサルティング会社アクセンチュアと共同で発表した「AI(人工知能)とともに進む スマートが未来に勝つ――スマート金融共同報告」によると、過去2年間に中国の金融科学技術ベンチャー企業は1753社に達し、新たなビジネスモデルの誕生を促しただけでなく、さまざまな方面で金融の生態圏を再構築したという。生体認証、ブロックチェーン、クラウドコンピューティングをはじめとする金融科学技術が、貸出、資産管理、資産運用、保険、信用情報などさまざまな分野で大きな力を発揮しており、伝統的銀行業とスマート金融は今後、垂直の細分化されたシーンで融合、開放、共同構築を加速させるとみられる。「北京日報」が伝えた。
同報告によると、金融の応用において科学技術と金融との関係がこれまでの競争関係から協力関係へと変わりつつあり、過去1年間にも、伝統的銀行業とネットバンキング企業とが相互に力を貸し合う動きがたびたびみられ、深いレベルの協力を通じてスマート金融が加速的に進められるようになった。具体的には、中国農業銀行と百度が協力して金融科学技術連合実験室を設立し、AIプログラム「ETブレーン」(金融大脳)を共同構築したケース、中国銀行と騰訊(テンセント)が協力して科学技術連合実験室を設立したケースなどがある。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年2月5日
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