習近平国家主席は1日、中国公式訪問中の英国のメイ首相と釣魚台迎賓館で会談した。新華社が伝えた。
習主席は「中英双方は時代の潮流に順応し、両国各自の発展段階と協力のニーズと結びつけて、中英関係に新たな時代的内包を与え、『黄金時代』の増強版を共に築くべきだ」と述べ、次の必要性を指摘した。
(1)中英関係「黄金時代」の戦略性を高め、戦略的・大局的観点から両国関係の将来の発展を受け止め、計画する。戦略、財政・金融、人・文化などハイレベル対話制度を引き続きしっかりと運用し、「黄金時代」の政治的基礎を固め続ける。両国の立法機関、政党、軍の対話・交流を強化し、相互理解を増進し、互いの核心的利益と重大な懸念を尊重し、これに配慮し、敏感な問題を建設的方法でうまく処理する。
(2)中英関係「黄金時代」の実務性を強化し、両国の経済・貿易協力をさらに新たな段階へ押し上げる。両国の発展戦略の連携を強化し、金融、原発、投資分野の協力を深め、人工知能、クリーンエネルギー、デジタル経済、シェアリングエコノミーなど新業態の協力を探る。中国側は経済のグローバル化と貿易の自由化を支持する。「一帯一路」は公開された、透明で、開放的、包摂的、互恵・ウィンウィンのイニシアティブであり、「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う」原則を堅持し、市場法則と国際ルールの下で運営される。中英双方は「一帯一路」の枠組でさらに広範囲、高水準、深いレベルの互恵協力を繰り広げることができる。
(3)中英関係「黄金時代」のグローバル性を拡大し、国連、G20、世界貿易機関(WTO)など多国間機構内での交流・協力を深め、気候変動などグローバルな試練の解決を後押しし、世界の平和と安定を共に促進する。
(4)中英関係「黄金時代」の包摂性を促進し、人的・文化的交流を強化し、両国の交流と親善を増進し、両国関係を支える民意の土台を固め、東西文明間の交流と相互参考、異なる文明国間の「和合共生」促進の模範を確立する。
メイ首相は「2015年の習主席による国賓としての訪英は、英中関係の『黄金時代』を開き、各分野での両国関係の深い発展を後押しした。英側は多くの世界的問題において中国側と考えが近く、国際問題における中国側の重要な役割を重視している。習主席の打ち出した『一帯一路』協力イニシアティブには計り知れない世界的影響がある。英中が『一帯一路』協力を繰り広げ、世界と地域の経済成長を促進することを希望する。英国は自由貿易を主張しており、中国側と貿易、投資、科学技術、環境、人・文化、インターネットの分野で実務協力を強化し、重大な国際・地域問題で意思疎通と調整を緊密化し、英中の21世紀に目を向けたグローバルな包括的・戦略的パートナーシップの推進に共に尽力することを望んでいる」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年2月2日
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