米側の公表した「核態勢の見直し(NPR)」について、国防部(国防省)の任国強報道官が4日、次の談話を発表した。
北京時間2月3日、米国防総省はNPRを公表して、中国の発展の意図を勝手に推測し、中国の核戦力の脅威を誇張した。中国側はこれに断固たる反対を表明する。
中国は平和的発展の道を揺るぎなく歩み、防御的な国防政策を揺るぎなく遂行している。いかなる時、いかなる状況でも核兵器を先制使用しないとの政策を終始順守し、非核国と非核兵器地帯には無条件で核兵器の使用または威嚇をしないことを明確に約束している。中国は核兵器の発展において終始極めて自制的姿勢を取り、終始自らの核戦力を国の安全に必要な最低限の水準に維持している。
NPRはまず時代の態勢を正しく見る必要がある。平和と発展は世界の不可逆的潮流だ。米側は世界最大の核兵器保有国であり、この潮流に逆行するのではなく、自ら順応するべきだ。われわれは米側が冷戦思考を棄て、自らの核軍縮の特殊で優先的な責任をしっかりと引き受け、中国側の戦略的意図を正しく理解し、中国の国防・軍建設を客観的に受け止め、中国側と同じ方向に向かい、両軍関係を中米関係の安定化要因にし、世界と地域の平和・安定・繁栄を共にしっかりと維持することを望む。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年2月5日
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