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「中国の脅威」の誇張、実は「中国への威嚇」?

人民網日本語版 2018年02月01日16:05

最近西側では「中国の脅威」を誇張する新たなうねりが静かに起きている。人民日報海外版が伝えた。

米国防総省の「国家防衛戦略2018」は中国を「修正主義国家」と呼び、「戦略的競合相手」と見なした。米国のシンクタンクやメディアは中国を「シャープパワー」と誇張する。

行動においても、彼等は隠すことなく中国を標的にしている。大型家庭用洗濯機や太陽電池に保護的関税を課すほか、米政府は、いわゆる「知的財産権の窃盗行為」について中国に対して行動を取る考えを明確に表明した。米国は鋼材やアルミニウムにも近く関税を課すとみられる。

大西洋の対岸では、すでにドイツがフランス、イタリアと共同で外資のM&Aへの審査・規制を強化する法案を起草した。これは中国を標的にしたものと一様に理解されている。ドイツ経済省高官は「中国による買収ブームを効果的に抑制する必要がある」と直言した。

これら全てが立て続けに起きていることには目がくらむ。

彼等の決定は国内ですら同意を得られていない。太陽電池への保護的関税について、米国の業界は太陽光パネル設置コストが上昇し、10億ドルに上る投資が抑制され、数万人の雇用が失われると見る。

欧州のいわゆる「中国の買収ブーム」にいたっては、売却される欧州企業は通常いずれも経営難を抱えており、中国の資本と市場の相対的優位の力を借りて、最終的にウィンウィンを実現していることを多くの例が示している。これは本来みなが大いに喜ぶべきことだが、実際には決してそうではない。

ずっと自らを良しと感じてきた西側はどうしたのか?

時代は変わった。人類はまさに大発展、大変革、大調整の時期にある。国際秩序はより公正で、秩序ある、均衡的かつ包摂的な方向へと発展し始めた。

だが、これに一部の国は焦り、パニックを起こしている。ある国は世界に対する主導的地位を次第に失うことを心配し、ある国は中国が世界のハイテク製造の中心となって自国が技術的リードを失うことを心配している。こうした全ては二者択一的消長の「ゼロサム」思考に満ちている。こうした全てから中国に対する威嚇が透けて見える。

これと鮮明なコントラストをなすのが、「人類運命共同体構築」理念の心の広さと温かみだ。米紙ニューヨーク・タイムズは、ダボスの真の主役は中国だったと感慨をもらした。今年のダボス会議ではいたるところで中国の存在が感じられた。分断された世界で素晴らしい未来を共に創造することが呼び起こすのは全世界の共鳴だ。

中国は「パイを大きくする」ことを信じ、ウィンウィンと共に享受することを信じている。このように素晴らしいビジョンを、あくまで「中国の脅威」と誇張するのは、実際には彼等の内心に秘められた不安の発露に他ならない。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年2月1日

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