中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は29日の定例記者会見で、日本の河野太郎外相の訪中の成果について「現在中日関係は正念場にあり、積極的な進展があると同時に、少なからぬ妨害や阻害にも直面している。日本側が中国側と共に努力し、同じ方向に向かい、両国関係を早期に正常で健全な発展の道に戻す後押しをすることを希望する」と表明した。
【記者】河野外相の訪中の成果をどう評価するか。日本側は「一帯一路」建設への参加に前向きな姿勢を表明した。「一帯一路」への日本側の参加は中国側にとってどのような意義があるか。
【華報道官】訪中した河野外相とは李克強総理、楊潔篪国務委員がそれぞれ会見し、王毅外交部長(外相)が会談した。双方は中日関係及び国際・地域問題について踏み込んで意見交換し、中日平和友好条約締結40周年を契機に両国関係の改善と発展を推し進めることで共通認識にいたった。
現在中日関係は正念場にあり、積極的な進展があると同時に、少なからぬ妨害や阻害にも直面している。日本側が中国側と共に努力し、同じ方向に向かい、両国関係を早期に正常で健全な発展の道に戻す後押しをすることを希望する。
最近、日本側は安倍首相を含め「一帯一路」建設に前向きな姿勢を示した。今回河野外相も「一帯一路」建設への日本側の参加、3国間協力の模索に前向きな姿勢を表明した。
われわれは繰り返し述べているが、中国側の打ち出した「一帯一路」イニシアティブは、「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う」原則に基づき、各国と共にインフラのコネクティビティと互いの発展戦略の連携の強化を通じて、共同発展・繁栄を実現することを望むものだ。実際、まさにわれわれがすでに目にしているように、「一帯一路」共同建設は関係国にさらに広大な発展の展望を切り開いている。もし日本側が「一帯一路」建設によりオープンで前向きな姿勢であるのなら、中国と日本の各自の発展及び中日関係にとって間違いなく積極的意義を持つ。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年1月30日
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