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中国のモバイル決済規模が150兆元に迫る 17年

人民網日本語版 2018年01月31日14:28

国務院新聞弁公室はこのほど2017年の工業・通信産業の発展状況についての発表会を開催し、工業・情報化部(省)の苗■(土へんに于)部長が、「昨年の中国の工業の増加率は6.6%に達し、利益総額の増加率は21%に達し、いずれも予測を上回って、ここ数年で最高の水準に達した。中国のEC、モバイル決済、シェアリングエコノミー(共有経済)も世界を牽引しており、たとえばモバイル決済の取引規模は150兆元(1元は約17.2円)に迫り、世界一だった」と述べた。「北京日報」が伝えた。

苗部長によると、「2017年の中国工業経済の運営状況は安定さの中で好転し、質と効率がそろって上昇し、主要指標が軒並み目立って改善した。中国工業生産額の全体的規模は28兆元に達して、国内総生産(GDP)に占める割合は33.9%に達し、前年比0.54ポイント上昇した。昨年の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の生産額は10年以来続いた鈍化の局面を転換し、中国経済が安定さの中での好転するための重要な基礎を提供した」という。

昨年の新エネルギー自動車生産量は同51.1%増加した。苗部長は、「新エネ車の17年の生産量は79万4千台、販売量は77万7千台で、3年連続世界一となり、累計保有台数は180万台に達し、世界市場の保有台数の50%以上を占め、関連の技術水準も著しく向上した」と述べた。

製造業だけでなく、中国は世界初の5G大国にもなろうとしている。同部の張峰チーフエンジニアは、「国際標準化機構(ISO)は今年6月に5Gの国際基準第1号の制定を終える見込みだ。中国では今年1月に5Gの第3段階の規範についての発表会が行われており、これは研究開発テストが第3段階に入ったことを意味する」と説明した。

また現在、中国には10億人に迫る4Gユーザーがおり、浸透率は70%に達して、先進国の平均レベルを上回る。17年の月間1ユーザーあたりのモバイルデータ通信量は1775MBに達し、前年の2.3倍に増えた。時価総額が10億ドル(1ドルは約109.0円)に達する「ユニコーン企業」は58社あり、世界2位だ。モバイルアプリケーションは216万個に達し、ダウンロード数はのべ7600億回を超えた。

インターネットと消費の両分野が深く融合し、内在的な成長エネルギーも育てており、中国のEC、モバイル決済、シェアリングエコノミーはいずれも世界を牽引する。昨年10月末現在、中国のネット小売額は5兆5千億元を超えて、前年同期比34%増加した。モバイル決済の取引規模は150兆元に迫り、世界一だった。ネット配車の一日あたり受注件数は2500万件を超え、シェア自転車のユーザーは3億人を上回った。(編集KS)

「人民網日本語版」2018年1月31日

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