中国電信広州研究院モバイル通信研究所の王慶楊所長(社長)は、「16年から18年にかけて、中国の5G基礎研究テストは3段階に分けて行われる。第1段階は関連技術のテスト、第2段階は技術プランの検証、第3段階はシステムの検証が行われる」と説明する。
王所長は続けて、「現在すでに第3段階に到達している。中国電信はこれまで第1~2段階のテストに深く関与し、第3段階では工業情報化部(省)が行うテストに参加すると同時に、よりよく協力するため、利用パターンをより豊富にし、6都市で関連テストをさらに多く展開する計画だ」と話す。
こうしたテストの内容には、5G技術とスマートシティの中核的計画との融合を果たし、スマートシティの建設に協力すること。大衆による起業・革新(イノベーション)の分野で、5Gテストの力を借りて起業・革新を推進すること。また工業のインターネットやスマート製造業の分野で、どのように5G技術を利用して後押しをするかを考えること。さらにARやVRの新たな応用などが含まれる。
現時点で、3大キャリアはいずれも5G商用化の歩みについて明確なタイムテーブルを設定している。王所長は、「中国電信は18年6月までに5Gの商用化モデル第1弾(R15)を完成させる」と述べ、丁所長も、「中国移動は5Gの新標準第1弾が18年に予定通り完成することを全力で保証する」と述べる。中国聯通の馮毅シニアエンジニアは、「中国聯通は18年に通信クラウドネットワークの商業テスト計画をスタートする」と述べる。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年11月24日
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