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速く走ることで女性の死亡率は7割低下

【中日対訳】

人民網日本語版 2017年11月23日16:31

1年間に運動不足によって死亡する人の数は、喫煙が原因で死亡する人の数とほぼ同じであるという推計から見て、運動がいかに重要であるかが分かる。特に、高齢の女性は、運動頻度や運動強度を適宜高めることで、各種原因による死亡リスクを減らすことができる。生命時報が伝えた。

米ハーバード大学医学大学院ブリガム・アンド・ウィメンズ病院に勤める、伝染病学専門のI-Min Lee教授とその研究グループは、平均年齢72歳の女性1万6741人を対象として、4年間にわたる追跡調査を実施した。研究グループは、被験者に1日最低10時間・週4日、3軸加速度センサーを装着させ、彼女らの運動に関するデータと研究期間中の死亡データについて比較分析を行った。

その結果、普段から早歩きなどの中程度の運動をする女性グループは、運動をほとんどしない女性グループに比べ、全体的な死亡率は6割から7割低いことが分かった。だが、散歩などの軽度の運動の場合は、運動をしないグループとの間に、死亡率の差はほぼなかった。この研究は、米国心臓協会(AHA)の機関誌「Circulation」に発表された。

Lee教授は、「今回の新研究では、ウェアラブルデバイスによるデータ測定が初めて実現し、より精確な測定結果を得ることができた。その結果、中程度の運動によって、高齢者女性の全体的死亡率が6割から7割下がることが分かった。一方、非喫煙者の死亡率の低下幅は、喫煙者より5割を上回ることはない」と指摘した。

また、今回の研究結果は、AHAなどの関連機関が出す健康ガイドラインに新たな科学的根拠を提供した。健康ガイドは、「毎週計150分以上の中程度の運動、あるいは75分間の高強度の有酸素運動する、または両方を組み合わせること。毎週、最低2回筋トレをすること」を提案している。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年11月23日

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