中国火星村(模擬火星基地)全体案検討会が3日、青海省海西モンゴル族チベット族自治州デリンハ市で開かれた。火星村の全体案が確定し、同プロジェクトの投資総額は4億元(1元は約16.62円)以上と見積もられた。新華社が伝えた。
会議に出席した中国科学院月・深宇宙探査総体部の劉暁群主任によると、中国火星村(模擬火星基地)は「砂漠旅行・観光+惑星生活体験」を発展目標とし、「科学+SF+自然+生態+文化」を設計理念とする、中国唯一の屋外砂漠地帯準火星地形における火星科学・文化・創意・レジャー拠点だ。劉氏は、「宇宙探査という科学技術のテーマをめぐり、従来の文化・旅行プログラムを踏まえた上で科学技術のコンテンツを追加し、文化・旅行産業の発展に新たな見どころを追加することが狙いだ」と話した。
火星村の主体部分は「火星団地」と「火星キャンプ」という2つの機能エリアに分かれる。前者は火星を中心とする旅行・文化パークで、主に一般観光客向けに開放される。後者は若干数の船室でつくる模擬火星駐留基地で、船内体験活動は特別なニーズの人々を主な対象とする。
劉氏によると、同プロジェクトの基本機能には、初期段階の砂漠旅行・観光、宇宙・地球外惑星生活体験、天文・宇宙科学知識教育、映像文化活動の4つが含まれる。将来的にはさらに研究機関向けに関連科学実験条件を整え、科学研究と屋外実験活動を行う。科学知識の伝播については一体型体験活動により、多くの青少年の宇宙・天文・地理・新エネなどの科学実践活動のニーズを満たす。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年9月6日
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