「人工知能+医者」の略称、AI医者。ロボットが医者の代わりに医療行為をするのではなく、臨床ビッグデータやスーパーコンピューターなどを取り入れた新しい医療モデルを構築することで、より全面的で広範囲な医療サービスを提供していく。
医療資源の配置のアンバランスにより、受診が困難、治療費が高額といった問題は、客観的に見てAI医者が必要とされるシーンを生み出すことになる。
人工知能の急速な発展にともない、AI医者がオンライン予診、問診のサービスを提供することが可能になり、医者が初期相談業務から解放され、一人当たりのサービス能力の向上に繋がる。
高齢化問題が深刻になりつつある中国では、人工知能と医療サービスの提携は日常的な身体ケアや病気予防、健康管理、薬品開発などの分野までに広がり、より緊密な産業チェーンを形成している。
AI医者は実際のところすでに応用段階的に投入され始めている。このほど開催された第20回全国高等医学学校診断学教学改革の検討会には、医療カルテ100枚が臨床診断補助システムにインプットされてAI医者の診断を受けた結果、98%の確率で医者の診断結果と合致した。しかも、カルテ1枚あたりの診断結果確定に必要な所要時間はわずか0.05秒。それは関連するビッグデータがすでにますます豊富になりつつあり、また疾病モデルもますます増え、ますます細分化されてきているためだ。(編集HQ)
「人民網日本語版」2017年8月31日
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