大陸部には仕事の合間に仲人をするボランティア仲人もいれば、仲人を職業とするプロ仲人も大勢いる。プロ仲人の収入は一般的なホワイトカラーを上回り、好調な時は月収が10万元(1元は約16.7円)に達することもある。「参考消息報」が伝えた。
台湾地区のメディア「中時電子報」によると、現代人の生活は忙しく、今時の若者の多くは仕事に追われ、交際範囲が相対的に狭く、こうした状況の中、人のために結婚を仲介する仲人が人気の職業になりつつあるという。
報道によれば、プロ仲人の最も基本的な仕事は、依頼者のために結婚相手の条件を絞り込み、条件の合った相手との見合いを設定し、交際が進むよう取り持つことだ。ハイレベル仲人によると、「仲人は経験、素質、学歴などで等級が分かれ、一般的な平均月収は3万2千元、条件の高い人は月収が最も多い時で10万元になる」という。
また報道によると、プロ仲人の給与体系は基本給と歩合給で成り立っており、歩合給が相当の金額になる。カップル1組が成立すれば最高で数千元の歩合給が支給される。所属会社の評判が高く、経営状態が良好で、顧客も多い場合は、歩合給の金額が相対的に高くなり、給与も全体として高くなる。
プロ仲人は、「仲人になろうと思っても簡単にはいかない。プロ入りのハードルは高く、結婚仲介サービス業に3年以上従事した経験が必要で、国の婚姻家庭コンサルタント認定証と国家2級心理コンサルタント認定証も必要で、さらに2人以上の人と恋愛した経験がなければならないなど条件は厳しい」と話す。
報道によれば、結婚仲介サービス企業では、高学歴は当たり前で、心理学の博士号をもった人もいる。面接試験に合格しても、系統的な研修を受け、サービスのテストに合格しなければならず、完全な合格でなければ試用期間を終えて、正式に採用されることはない。全体のプロセスを経た最終的な合格率は10%を下回るという。
プロ仲人は、「仲人は両人の交際を取り持つ仕事であって、質を保証するため、料金は相対的に高く設定されている。最低価格は1万元から3万元までと(会社によって)さまざまだ。お見合いにも最低価格はあるが、実際の価格は依頼者の出す条件によってこれより高くなることが多い。組み合わせが難しいケースほど、価格も跳ね上がる」と説明する。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年8月30日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn