この五年間で、中国の科学技術分野は大きな躍進を遂げた。中国は世界イノベーション指数報告のトップ25ヶ国にランクインした初めての発展途上国となり、その国内発明特許総数は100万件を超えた。
これまで「メイド・イン・チャイナ」を輸出するだけにとどまっていた段階から、現在は「中国智造(中国のスマート製造)」、「中国方案」、「中国標準」へとますます広がりを見せ、中国は世界に向かって歩みを進めている。
中国の科学技術はなぜここまで花開くことができたのか?イノベーティブな技術はなぜ東洋から生まれるのか?
▽中国式イノベーションが実現させた歴史的偉業「黄金の5年」
ハーバード大学を卒業した博士7名が帰国したのは5年前だった。中国科学院合肥物質研究院強磁場科学センターで、彼らは科学研究者としての生涯をスタートさせた。5年後、彼らが従事した磁気共鳴生命科学研究は中国の遅れを取り戻しただけでなく、世界最先端のレベルに追いつくほどの成長を実現した。
革新的な事業を成し遂げるには、数世代にわたって人々が試練を繰り返しながら前進する必要がある。2017年5月5日、上海浦東国際空港で、C919型飛行機が空へと飛び立った。1970年に中国で自主研究開発飛行機が立案されてから、2017年に初飛行に成功するまで、中国の「飛行機の夢」は半世紀もの時を要した。
革新的発展を堅持し、革新を国家発展の核心とするというように、世界最大の発展途上国である中国は、世界科学技術強国の建設に向かって努力を重ねている。
航空分野では、中国初の宇宙空間ステーション「天宮二号」が酒泉衛星発射センターから無事打ち上げられた。その後、神舟十一号有人宇宙飛行船が打ち上げられ、「天宮二号」とのドッキングに成功し、宇宙飛行士2人の宇宙における駐留期間も30日間を越えた。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn