英オックスフォード大学の研究によると、夜の睡眠時間が9時間を上回ると、悪夢を見やすくなるという。関連論文は学術誌「Social Psychiatry and Psychiatric Epidemiology」に掲載された。新華社が伝えた。
研究者はオンライン調査により、被験者846人が2週間内に悪夢を見る頻度を分析し、悪夢によるうつの程度、睡眠時間の長さ、及び日常生活における憂慮・猜疑・幻覚、アルコール摂取量とストレス状況を調べた。その結果、9時間以上の睡眠時間は悪夢の頻度と関連しているが、悪夢の恐ろしさの程度とは関連しないことが分かった。研究者はこの関連性について、睡眠時間が長ければ、悪夢を見やすいレム睡眠が長くなるためと判断している。
研究者はまた、悪夢の頻度と恐ろしさの程度は、生活における憂慮・幻覚・猜疑との間に関連性があることに気づいた。しかし悪夢とアルコール摂取もしくは運動との間に関連性はなかった。過去の研究により、この両者がレム睡眠の時間を延長することが分かっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年8月9日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn