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人民網日本語版>>経済

海外機関は中国経済の半期データをどうみるか (2)

人民網日本語版 2017年07月18日16:31

IMFのデビッド・リプトン筆頭副専務理事は、「中国には中期的に成長を維持する潜在力があるが、改革を深化させて目標を達成しなければならない」とした上で、「目下の成長の様子は引き続き力強く、中国にとって確かな緩衝剤となりモデル転換の圧力を軽減させることができるものだ」と積極的で楽観的な見方を示した。

アジア開発銀行(ADB)の荘健シニアエコノミストは、「成長ペース自体は問題の核心ではなく、核心は質と効果を維持することにある。特に構造調整、モデル転換、国民生活への恩恵といった数量で表せない方面での質と効果だ。成長の持続可能性および質と効果がより重要だ」と述べた。

▽供給側改革の成果が顕著に 複数分野で積極的なシグナル

取材に答えた専門家たちは、「中国の供給側改革の進展や成果はめざましく、生産効率の向上、高水準の雇用、平均収入の増加率が高い水準を維持している」との見方を示した。

国務院新聞弁公室で17日に行われた記者会見で、同局の■(■は刑のへんにおおざと)志宏報道官は、「供給側構造改革が深いレベルで実施されたことを背景として、中国経済の運営には積極的な変化が次々に現れ、安定しつつ好転するという流れが拡大を続けた」と述べた。

リプトン筆頭副専務理事は、「金融部門のリスクに対し、中国は重要な監督管理措置を打ち出した。再編と生産能力削減の措置により、企業の債務の増加ペースが鈍化し、需給関係が改善された。不動産の過剰在庫が削減され、不動産価格の高騰傾向も徐々にコントロールされるようになった。また新たに創業した企業は2014年以降で2倍に増えた」と指摘した。

李氏は中国政府が中小企業の減税に向けて行っている努力を高く評価し、「中小企業は中国経済のモデル転換でますます重要な役割を果たしているが、軒並み資金調達に苦しんでもいる。中国政府は意識的に措置をとって中小企業の成長を支援しており、これは非常に積極的なシグナルだ」との見方を示した。

リプトン筆頭副専務理事は、「中国はより持続可能な発展につながる経済の道への転換を引き続き進め、広い範囲で改革が進展を遂げている。最近の一連のリスクは消滅したが、改革はより迅速な進展が必要であり、それによって中期的な安定を確保するとともに、未来に直面する可能性のある潜在的リスクに備えなければならない」と述べた。

何代表は、「今後も引き続き生産能力を削減し、民間企業と外資系企業により多くの市場チャンスを与え、こうした企業の市場における活力をかき立てることが必要だ」との見方を示した。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年7月18日


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