中国発展研究基金会とプライスウォーターハイスクーパース(PwC)がこのほど共同で発表した報告書「チャンスの都市2017年」では、行政と経済の中心都市28都市に対する全面的考察に基づいてランキングが作成され、総合ランキングの1位には広州、2位から5位には深セン、杭州、武漢、南京が並んだ。北京、上海、香港は超大型国際都市であるため、今回の報告書の考察対象から除かれた。「北京日報」が伝えた。
報告書は10側面・57変数を設定して考察を行っている。総合ランキングをみると、広州と深センがいずれも発展のバランスのよさという優位性により1位と2位に並んだ。杭州は技術の優位性によって3位。発展とコストのバランスがよい武漢は4位。文化レベルと生活レベルの高さで南京が5位に入った。
PwCの中国公共政策・モニタリング管理事務主管パートナーを務める呉衛軍氏は、「10側面のうち上位5都市は4以上の側面で上位5位以内に入っており、バランスよく発展することの重要性が明らかになった」と指摘する。総合ランキング6~10位には、成都、廈門(アモイ)、西安、天津、蘇州が並んだ。全体として、南方の都市の順位が相対的に高い。
「知的資本と革新」の側面では広州、杭州、南京、深セン、蘇州が上位5位に並んだ。報告書によると、この「知的資本と革新」と「技術の成熟度」の2側面の順位と総合ランキングの順位との間には高い相関性があり、「チャンスの都市」とは革新の優位性を備えた都市であることがうかがえるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年3月20日
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