「中国人は飛べる」というのは単なる伝説
ガーナ人留学生は、「中国に来る前の、中国の印象というと『武術』。私の故郷の多くの人は、中国人は飛べると思っていた。でも、中国に来て、それは映画やドラマの中だけのことだと知った。帰国した時に、『飛べるようになったか?』と聞かれることもあり、『ただの伝説だよ』と説明する」と笑いながら話した。
前出のタイ人留学生は、「タイでは、ムエタイが大人気。でも、中国では広場や公園で、剣舞や太極拳をしている人がたくさんいる。中国人が武術の練習をするのは主に体を鍛えるためで、映画やドラマみたいに屋根を伝い塀を乗り越えているわけではない」と話した。
標準中国語ができれば中国全国の人と交流できるわけではない
キルギス人留学生は、「中国に来る前から中国語を勉強していたが、中国に来て、すぐに失敗を経験した。広東省から甘粛省蘭州市に向かう列車に乗っていた時、自分の中国語がどれほど通じるか試そうと思って、中国人に話しかけた。とても自信があったのに、その人達が話しているのは広東語で、何を話しているのか全く分からず、とても恥ずかしい思いをし、結局ずっと寝ていた」と話した。
留学生らは、グルメや美術、方言、さらに、中国医学、環境汚染、パンダなどの話題に興味津々だ。西北師範大学の教師・李莉さんは、「留学生に高考に出題された作文のテーマをめぐって議論してもらうことで、中国語をレベルアップしてもらったり、中国に対する理解を深めてもらったりすることができる。ほとんどの留学生の中国語のレベルは、中国の小学生ぐらいのレベルだが、たくさん交流し、話してもらうことで、中国文化をもっと理解し、中国の生活にさらに適応し、溶け込んでもらうことができる」と説明した。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年6月23日
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