近年、「一帯一路(the belt and road)」イニシアティブが打ち出され、中国の開放度がさらに拡大するにつれ、中国に移住する外国人も増加の一途をたどっている。ある統計によると、中国に住んでいる日本人は約14万人に達している。では、中国の都市に溶け込み、各地を奔走している日本人たちはどのような生活を送っているのだろう?彼らの目に、中国はどのように映っているのだろう?東方新報が報じた。
西村明華さん「仕事で異文化交流の面での持ち味を発揮したい」
「日本では、中国に関する良い情報もあれば、悪い情報もある。自分でそこに足を踏み入れなければ、判断を下すことはできない」。中国で働いている多くの日本人と違い、住んでいる街の風土、人情をじっくりと味わうというのが、西村明華さんの生活でもあり、仕事でもある。
2012年に上海に来た西村さんは、日本語の情報誌の編集の仕事をするようになった。西村さんの主な仕事は、中国で働いたり、中国に旅行に来たりしている日本人に、ファッションや食事、ホテル、交通、ビジネスなどの実用的な情報を提供することだ。
西村さんは、この仕事を、「違いを見つけ」、「柔軟に対処することを学ぶ」過程と見ている。
「本格的な日本料理をどこで食べることができるのか、外国人でも行ける美容院や医療機関はどこにあるのか」と、上海で、西村さんは熟知している日本の要素を探しながら、「どこで中国語の勉強ができるのか、どこで中国らしいグルメを食べることができるのか」と、中国らしさあふれる要素も探している。上海市内を流れる黄浦江には、上海の精神と活力が詰まっており、「片側には経済の中心地である浦東があり、もう片側には外灘(ワイタン)周辺の建築群がある。バラエティに富む現代の要素がここに集まっており、ここに来る外国人は、その包容力や暮らしやすさを心配する必要はない」と西村さん。
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