重慶市開州区満月郷双坪村には一風変わった農道がある。その道路は、高さ1500メートルの山肌をぐるりと囲んだ造りとなっている。上には岩石があり、断崖絶壁ぎりぎりに面しており、「崖の道」と呼ばれている。人民日報が伝えた。
この道路が開通するまで、村人たちは村から別の場所に行こうとした場合、山道を4時間かけて歩く必要があった。また、800メートルの高さの切り立った崖を降りなければならないため、極めて危険を伴い、負傷したり死亡する不慮の事故や、物資の損失といったような事故もたびたび起きていたという。
この交通アクセスの悪さが双坪村の発展を大きく妨げていたが、1997年、貧困脱出のため、村人たちは自ら資金を集めたほか、政府からの出資と社会的資本からの募金といった方法で資金を集め、山肌をくりぬいて断崖絶壁に面した道路を造った。(編集YK)
「人民網日本語版」2017年5月5日
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