貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州の西江千戸苗寨には最近、多くの観光客がミャオ族の「多彩花飯」作りを体験しようと同地を訪れている。
「多彩花飯」とは、色の異なる植物のしぼり汁を使い、もち米を黒や赤、黄色などの色に染め上げ、そのもち米を炊いて作る料理。出来たての「多彩花飯」は色合いも鮮やかで、炊きたてのもち米の香りが漂う。
この「多彩花飯」作りは米を染める材料を揃えるところから始まるため、西江千戸苗寨のミャオ族の女性たちは、観光客を連れ山へ染料となる植物を摘みに行く。
また「多彩花飯」の色には様々な意味が込められているという。赤は、ミャオ族の街の繁栄、黄色は五穀豊穣、黒は万事思い通りに進むように、そして白はミャオ族の純粋な愛情を意味している。現在、「多彩花飯」はミャオ族のめでたい日にしばしば登場する。客をもてなすためのご馳走であり、ミャオ族の豊かな日々の暮らしへの感謝の気持ちも込められている。(編集TK)
「人民網日本語版」2017年5月5日
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