シンガポール国立大学の研究者はこのほどインターネットを使い、レモンジュースを別の場所の特製グラスに「伝送」するというユニークな実験を行った。
研究者はセンサーを使い、フレッシュレモンジュースの色とアルカリ度数のデータを収集し、インターネットを通じてデータを特製グラスのセンサーに転送する。特製グラスはデータを受け取ると、LEDライトがレモンジュースのような薄いイエローの光を発し、グラスの中のアルカリ度数センサーがデータを基にレモンジュースが舌に与える刺激と同じアルカリ度数に調整する。こうすることで、特製グラスの中の普通の水が飲んだ時にレモンジュースの味になるという。
科学研究者は、「この方法ではまだ完全なレモンジュースの味を伝送することはできない。なぜなら人々にとって香りも飲み物を飲んだ時に感じる感覚の一部であるためだ。さらに技術開発を進め、いつの日か香り、味、色の全てを兼ね備えた飲み物の伝送を実現する」としている。(編集TG)
「人民網日本語版」2017年4月26日
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