カザフスタンの「ヌルリ・ジョーリ」計画は大規模投資によって効果的なネットワーク状インフラを建設して、大きな統一市場を形成し、長期的な経済成長を促進することを目指している。これは「一帯一路」と期せずして一致する。新ユーラシアランドブリッジ経済回廊は連雲港を海への出口にしており、カザフスタンの農産物を東アジアや東南アジアに輸出するうえでプラスだ。「一帯一路」交通回廊の建設は、道路、鉄道、ネットワーク及び地下管網の連結によって沿線国の全ての人々に恩恵をもたらすうえでプラスだ。
中国と西洋を結ぶ回廊である新ユーラシアランドブリッジ経済回廊は、沿線国の貿易の自由化、円滑化、及び貿易方式の多様化を直接促進する。これによって世界最大の内陸国であるカザフスタンのコネクティビティ及び経済発展の問題が解決され、さらに「一帯一路」沿線国の経済発展、建設成果の分かち合いを促進する。
インフラ整備、雇用創出、経済成長促進のために、沿線国は鉄鋼、セメント、機械、自動車など国際生産能力協力事業を立ち上げた。インフラ整備及び工業化に必要な多額の資金を解決するため、中国は400億ドル規模のシルクロード基金を創設するとともに、協力して様々な建設基金を設けて各事業の実行と完成を後押しし、沿線各国の人々に早く幸福がもたらされるようにしている。中国とカザフスタンの20億ドル規模の生産能力協力基金は計52件・総額241億ドルの建設事業を後押ししている。こうした生産能力協力は沿線国の経済発展促進の重要な基礎となっている。
共に話し合い、共に建設し、共に分かち合うことで、「一帯一路」には空前の活力が注がれた。これが沿線各国の経済発展を促進することは間違いない。「一帯一路」建設の踏み込んだ推進に伴い、協力の成果は沿線にあまねく行き渡り、呼応者は全世界に及ぶことが期待される。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年5月5日
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