モバイル業界ではおなじみとなった「グローバル・モバイル・インターネット・カンファレンス(GMIC)北京 2017」が4月27日-5月1日、北京で開催された。今年で8年目となる同カンファレンスのテーマは何と言っても「人工知能」。BATと呼ばれた百度(Baidu)、阿里巴巴(アリババ)集団、騰訊(Tencent)の中国三大ネット企業の姿はなく、それに代わってクールなグーグルが多くの会場で大きな存在感を見せていた。また、二次元コードを片手にブースに立つ女性が減った一方、ロボットが増えた。さらに、フォーラムの会場で拍手する人が減った一方、場外でストリーミング映像を見ている人は増加した。場外はにぎやかな「ダフ屋」と、クールなカンファレンス参加者が入り混じっていた。北京晨報が報じた。
消えたP2PやO2O
GMICと言えば「超大物」の登場が見所。今回の開幕イベントでは、「車椅子の天才物理者」と呼ばれるケンブリッジ大学のスティーヴン・ホーキング博士が、ストリーミング映像で、「人工知能と人類の幸福とそれに依存したホーム」と題するスピーチを行った。
会場内でたくさんのファンがホーキング博士のスピーチを立って聞いていたのとは対照的に、一階の展示エリアは例年に比べて閑散としていた。例年なら、ここでは二次元コードやプレゼント、列に並ぶ人でにぎわっていたが、今年は静けさがただよい、列ができていたのはグーグルのブースだけだった。
今年、出店しているメーカーのほとんどは、モバイルマーケティングや人工知能関連のクライアントと直接交渉する企業で、数年前に列ができていたインターネット金融会社やO2O(オンラインツーオフライン)企業などの姿はなくなっていた。
「人工知能起業は始まったばかり」
今年の同カンファレンスでは、人工知能の要素をあちらこちらで見かけることができた。ファンド・創新工場(Sinovation Ventures)の会長兼最高経営責任者(CEO)の李開復氏は、スピーチの中で、「科学者が起業すると、実行力がなかったり、ポイントが多すぎたり、それに注意が向けられなかったりと、会社に困難がもたらされることが多い。しかし、人工知能の時代が到来するにつれ、最も肝心で、最も必要とされる存在となるのが科学者」との見方を示し、「現在、猛烈な人工知能起業は始まったばかり。今後、10-15年の間に、人工知能は以下の3段階を踏んで発展していくだろう。▽人工知能はデータ化が高度に進んだ業界で起こる▽パーセプトロン、センサー、ロボットが発展するにつれ、人工知能が実体の世界に進出していく▽人工知能が個人の生活にも浸透する」と予測した。
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