クオリティの高い日本のIPは価格も手ごろ
中国の人気小説のIPが「完売」し、脚本は玉石混交のものが多くなるにつれて、少しでも人気がある脚本家の作品は高額で取引されるようになってきている。韓国のIPの売買はオークション方式である一方、日本のIPの売買は厳しく監督・管理されているため、その価格が異常に高騰することを一程度まで抑えることとなっている。こうした日本の「定価」方式は、その成熟して一程度の規模に達した工業システムが構築されているからこそ成り立っているといえる。日本の役者や製作スタッフなどは高度に産業化され、テレビ局には専属の照明スタッフや衣装スタッフなどもいる。そのため、テレビ番組製作がほぼ完全にマニュアル化され、コスト削減にもつながっている。
ただ、厳しいIPの保護メカニズムがあるため、リメイク版の製作などには複雑な過程があり、それを製作する際には、企画がブッキングしてしまうことを必ず回避するため、過去に似たような内容の作品が存在する場合、製作することができない。またIP保護のための細かいルールがあるほか、日本ではIP製作の過程にも同じように細かいルールがある。「あまりにも厳しい管理」と感じるかもしれないが、それこそが日本で人気小説などを原作とした、名作のドラマ、映画が製作される秘訣となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年4月25日
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