定住政策の厳格化、不動産価格の高騰といった要因により、1線都市の若い人々の暮らしにかかる圧力が増大している。そこで「1.5線都市」や2線都市の発展、政策の後押しを受けた中西部都市の急速な発展、故郷への郷愁などが、若い人々に影響を及ぼすようになっている。「中国青年報」が伝えた。
中国青年報社社会調査センターはこのほど、北京・上海・広州・深センで就労または就学した経験のある2千人を対象にネットアンケート調査を行った。4都市をすでに離れたか離れるつもりという回答者は71.0%で、県級都市または中部地域の出身者は4都市を離れたい気持ちがもっとも強かった。4都市を離れたい理由の筆頭にあげられたのは「不動産価格の高さ」(64.4%)だった。今いる1線都市を離れる場合、移動先としてもっとも人気があるのは4都市以外の省都都市と直轄市で46.7%に達した。
回答者のうち、23.3%がすでに4都市を離れ、47.7%が離れることを検討中で、合わせると71.0%になる。離れることを考えたことがない人は21.5%、わからないとした人は7.5%だった。
北京・上海・広州・深センを離れたいと考えているのはどのような人か。
都市の級別にみると、県級市の出身者は4都市を離れたい気持ちがもっとも強く、すでに離れたか離れることを検討中の人が80.2%に上った。次は省都都市以外の地級市の出身者で76.3%。郷鎮または農村は75.9%、4都市以外の省都都市または直轄市が75.4%、4都市出身者は31.3%だった。
地域別にみると、中部地域出身者は4都市を離れたい気持ちがもっとも強く、すでに離れたか離れることを検討中の人が77.6%に上った。次は西部地域出身者で73.9%。最下位は東部沿海地域の出身者で62.9%だった。
4都市を離れる理由は何か。
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