基準制定してモニタリング・管理の整備
徐氏は、「上海のシェア自転車市場が飽和時代となるにつれ、企業はどのようにサービスを向上させるか、政府はどのように的を絞ったモニタリング・管理を行うのかなどが新たな課題となっている」と述べ、さらに「上海の複数の関連当局が今後、駐輪場所を示す電子マップの作成を行い、シェア自転車の迷惑駐輪が周辺住民の迷惑にならないようにしていく」という。
上海市質量技術監督局基準化処の孟凱・副処長によると、現在、シェア自転車関連の団体基準が既に制定されている。メーカー、運営企業、検査機構の3つの団体の基準を、上海自転車業界協会、天津市自転車電動自転車業界協会が中心になって制定した。地域に委託して制定する団体基準は、中国国内でこれが初となる。
孟副処長は、「『シェア自転車技術条件』商品基準は主に、シェア自転車商品のクオリティや安全性に対する要求を示しており、シェア自転車の特徴に基づいて、車両のメンテナンスに関する要求や廃棄に関する期限などが加えられ、自転車の質を全過程で管理できるようにしている。一方、『シェア自転車サービス規範』は、住民が関心を集める施設や設備のメンテナンスに関する要求、保証金の管理、クレーム・通報に関するシステム管理、使用者の傷害・賠償などの内容を含む。市場が主体となって制定し、自主的にその実行を約束する団体基準の実施が始まれば、各業者は基準に基づいて営業しなければならない。基準は、市場が自律した主体となり、新興業界が規範に基づいて発展するよう促進する」と指摘している。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年3月20日
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