日本は、難病の患者の精神的ケアを非常に重視しており、自治体や非政府組織の協力で今、難病の患者たちがカフェでお茶を飲みながら交流する「難病カフェ」が全国に広がっている。難病の患者たちはここで、互いに悩みを打ち明けたりして精神的拠り所を得ることができ、健康状態が好転することもあるという。生命時報が報じた。
福岡の繁華街・天神の一角にあるビルで、難病の患者が集まり、手作りのコーヒーやお茶を飲みながら、患者にしか分からない悩みを互いに打ち明けている。そこには、福岡県難病相談・支援センターの支援員たちも駆けつけている。参加者の30代女性は中枢神経の炎症による多発性硬化症と闘っており、症状の悪化で正社員からパートに転身せざるを得なかったという。辞めさせられることが心配で、今は病気のことを隠しているが、疲れがちなため休憩をとると、サボっていると誤解されるという。「同僚や友人には悩みを打ち明けることができずとてもつらい。ここでは、心の奥に詰まっているものを吐き出すことができ、楽になった」と同女性。
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