項CEOは、「現在、消費者のスマホの値段に対してはあまり敏感ではなくなってきている。今回の値上げ幅は全体的に小さく、5—10%の間。そのため、消費者の購入意欲やスマホの出荷量にそれほど大きな影響は出ないだろう。値上げは悪いこととは限らず、メーカーの利益が増えれば、技術のさらなる改善、品質の向上につながり、優良メーカーだけが残る、業界全体の生き残り競争が加速される」との見方を示す。
IT専門調査会社・IDCが発表している統計も、スマホユーザーの購買意欲が旺盛であることを示している。16年、中国のスマホ市場は前年比8.7%の伸びを実現した。同伸び幅は15年の1.6%を大きく上回っている。国民の可処分所得の上昇やスマホの機能の多元化などが、消費者のスマホ買い替えを加速させている。
また、項CEOは、「出荷量の急増と買い替え率の急上昇は、消費者の需要がグレードアップしていることを示しており、高品質、多機能、より良いサービス、よりオシャレな外観などが日に日に重要になっている。そして、値段のより高いスマホを購入する人が増加している。コストパフォーマンスはすでに、消費者が一番重要視するポイントではなくなっている。携帯、特にスマホは、値段とマーケティングだけを頼りに急成長を遂げるのは難しくなっている。今後は品質とイノベーションを核心にした競争が始まる」との見方を示している。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年2月28日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn