2016年に植えたネギが豊作となり、年収2万元(約33万円)を得て、計画通り貧困を脱出した山東省平度市の李芝さん。(撮影:田大方)
中国の貧困脱出のための業務は大きな成果を納めている。13年から16年の4年間、中国の農村の貧困層は毎年1000万人以上のペースで減り、合計5564万人が貧困を脱出した。貧困の発生率は12年末の10.2%から16年末には4.5%と、5.7ポイント低下した。貧しい地域の農村の住民所得の上昇幅は中国全国の平均値を上回り、貧しい地域の外観は明らかに改善している。
中国の努力は世界の貧困削減にも大きく貢献し、好評を博している。多くの同分野の専門家、学者、国連機関の代表者は、中国の20年までに、現行の基準において、極端に貧しいと判断されている人口を0にするという目標は、15年の国連サミットで採決された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が制定している発展目標と一致しており、中国は10年前倒しで国連の貧困削減に関する目標を達成するだろうと予想している。国連開発計画(UNDP)の在中国代表処の職員・谷青氏は、「中国の貧困削減事業は、国連の持続可能な開発のためのアジェンダの重要な部分で、中国の成功の経験は、世界の同事業に知恵を提供している」と評価している。
UNDPが昨年発表した「2016年中国人類発展報告」は、中国の貧困削減の実施は、過去数十年、同事業を推進してきた経験が生かされており、貧困削減の目標を達成するために通らなければならない道を通って来たと指摘している。中国は貧困削減のために、的を絞って、特色ある産業による貧困削減を実施したり、条件付き現金給付をしたりするなどの多くの政策、対策を実施しており、根本的に貧困問題を解決できるよう取り組んでいる。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年2月28日
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