春節(旧正月、今年は1月28日)連休が終わり、航空券価格がぐんと下がっている。新京報と携程集団が合同で発表したビッグデータによると、春節連休後の航空券価格は「最安値」ゾーンに入り、一部路線では「9割引」価格のものも登場している。また、一部目的地の海外往復航空券は、国内路線より安いものも出ており、価格の逆転現象が起こっている。
〇値下がりが続く東南アジア線
今年の春節連休中、冬の煙霧が深刻だった影響を受け、北京発三亜・海口行の「ビーチリゾートツアー」の人気がとりわけ高かった。春節期間中に両地に向かう航空券は、昨年11月から値上がりが始まり、瞬く間に「天井」に達した。海外旅行では、バリ島、サムイ島、プーケット島に向かう航空券が非常に多く売れた。
ビッグデータによると、春節後、これらの地域に向かう航空券価格は大幅に下がり始め、ほとんど海外目的地への航空券価格が軒並み値下がりしている。たとえば、2月28日出発、3月7日帰着の北京-プーケット島(クアラルンプール経由)往復航空券は、価格が1792元(約2万9000円)まで下がり、ピーク時より約9割安くなっている。連休前は1万元(約16万5000円)を上回っていた米領諸島への往復航空券も値下がり始めた。たとえば、2月18日出発、2月22日帰着の北京-グアム島(マニラ経由)往復航空券の価格は、税込み3970元(約6万5000円)まで下がっている。
春に入っても、中国北方ではまだ暖房供給はストップしていない一方で、東南アジア地方では気温が20℃を超えるようになったことから、穏やかで心地よい気候を求める多くの観光客の間で、春節後の東南アジア旅行が新たなブームとなっている。ビッグデータによると、これらの路線の往復航空券は、国内路線より安いケースもある。具体的な例をあげると、4月9日出発、4月24日帰着の北京-バンコク直行便往復航空券価格は、税込み1740元(約2万8000円)まで値下がりしている。
このほか、今年の労働節(メーデー、5月1日)小連休の航空券にも特別価格が提示されている。労働節連休前は、日本では桜が満開を迎え、例年ならば航空券やホテルの価格が最も高い時期だが、今年はさまざまな値下げが実施されており、安く買えるチャンスがあるかもしれない。例えば、4月29日出発、5月3日帰着の北京-大阪往復航空券は税込み1852元(約3万円)で、この期間は中国の労働節小連休(4月29日から5月1日)がちょうど含まれている。
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