中日の飲食文化交流の架け橋に
日本で安定した地位を築いた明さんは、妻や子供も日本へ呼び寄せた。料理専門学校を卒業した娘も現在、ラムラの西洋料理店で働いており、ある程度の仕事を任されるまでに成長している。明さんは80歳過ぎの父親に会うために重慶にも頻繁に帰っている。そして、ついでにレストランやホテルに行って、かつての同僚や同業者たちと交流し、新たな発想を得るというのも、大切な恒例行事となっている。
その他、明さんは日本の友人に重慶の有名な観光地や地域文化を紹介し、特に日本の同業者に「重慶の味」をPRしている。明さんに感化され、仕事を辞めて重慶に行き、「重慶の味」を実際に勉強しに行った友人も二人いるという。その二人は現在、いずれも日本に戻って四川料理のレストランをオープンさせたという。
「中国と日本の料理には同じところ、互いに通じ合ったところがある」と話す明さんは、「重慶の味」を日本の料理と組み合わせたことで、日本の料理職人らがそれに興味を持つようになっただけでなく、多くの日本の食通の間でも好評を博し、ピリッと辛い「重慶の味」を好む人が増加しているという。 (編集KN)
「人民網日本語版」2017年2月9日
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