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子供1人の家庭、半数以上が「2人目望まない」 全国婦連

人民網日本語版 2016年12月23日14:27

中華全国婦女連合会(全国婦連)は22日、「二人っ子政策の全面実施が家庭教育に及ぼす影響」に関する調査報告を発表した。同報告には、全国10省・直轄市の21市・区に住む1万人以上の子供(0-15歳)の両親を対象とした調査を通じ、2人目の子供を持ちたいという願望の有無が反映されている。中央テレビが報じた。

報告によると、子供が1人いる家庭のうち、「2人目の子供を持ちたいとは思わない」と答えた人の割合は53.3%に上った。経済的に発達している省や都市エリアに住み、学歴が高い回答者では、この割合は60%を上回った。2人目の出産・育児は、いかに仕事と家庭のバランスを取るべきかという難問を女性に突きつけている。調査の結果、教育・医療・衛生・生活環境という4項目における公共サービス資源の状況が、2人目の子供を持つか否かを決定づける重要な要素となっていることが判明した。

子供が2人いる家庭の教育・養育の現状をめぐる調査によると、6割以上の家庭が、「子供が幼稚園に入園するまでは、祖父母に子育てを助けてもらった」と答え、約8割が「祖父母と教育方針が合わない」としている。子供を託児施設に預けるタイミングについて、約3分の1の親は、「2歳前に預けたい」とし、6割以上が「2-3歳の間の年齢から預けたい」と答えた。2人目の子供を出産したのち、上の子に見られる最も顕著な問題としては、「赤ちゃん返りをして甘えん坊になった」、「気性が荒くなった」、「気持ちの浮き沈みが激しくなった」、「他者との交流を避けるようになった」などが挙がった。子供が2人いる家庭のうち、「2人の子供を育てる上で、新たな問題が起こってきた。各種ルートによる多様化した家庭教育指導を受けたい」と望む人は50%を上回った。また、中西部の省の出身で、学歴は中卒以下である農村児童や流動児童の両親は、教育に対する考え方やその方法が不十分であるという問題も、調査によって明らかになった。(編集KM)

「人民網日本語版」2016年12月23日

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