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女性の賃金は男性の77% 一線都市は格差が最小

人民網日本語版 2016年11月11日13:20

就職情報サイトBOSS直聘が10日に発表した「2016年中国男女別賃金格差報告」によると、中国人女性の平均月収は男性の77%にとどまっている。一線都市は男女の賃金格差が最も小さく、三線都市と四線都市は格差が大きかった。「京華時報」が伝えた。

同サイトと同じく就職情報サイトの看准網がまとめたデータによれば、2016年の女性労働者の税引前平均月収は4449元(1元は約15.6円)で、男性の平均より22.3%少なかった。賃金が上昇すると、格差も拡大する。現在、中国の求職者の7割は賃金が2千~6500元で、女性は中でも低賃金に分布する傾向がある。5千元を超えると、女性の人数が男性より目立って少なくなる。

同報告は、「産業と都市によって生じた男女の賃金格差が格差全体の38%を占める。18%は労働者の学歴とキャリアの差によって生じたものだ。産業と都市という要素が調整されると、格差は22.3%から13.8%に縮小し、キャリアと学歴の要素が調整されると、格差は9.8%に縮まる。だが格差のうち44%は解釈できない要素によるもので、中国ではまだ男女間で『同一労働同一賃金』になっておらず、性差別の問題が依然として深刻であることがうかがえる」と指摘する。

産業は男女の賃金格差を生み出す最大の要因だ。格差が大きい産業には主に2種類あり、1つは高賃金を生み出す技術が要求される職場で男性の割合が女性を大きく上回る。医療、専門的検査、インターネットなどだ。もう1つは身体能力などの要因により男女の就業者数の割合に大きな開きがある職場で、工事施工、採鉱・精錬などだ。2016年に女性の平均賃金が男性より30%以上低かった産業は、医療、検査・認証、映画・メディア、モバイルインターネットだった。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年11月11日

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