2016年11月1日  
 

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理研で研究する中国人学者から見た日本の科学研究体制

人民網日本語版 2016年11月01日15:57

今年、再び日本人がノーベル賞を受賞した。21世紀に入って、毎年平均1人の割合で日本人が科学の分野でノーベル賞を受賞しており、受賞者の数は米国に次ぐ多さだ。「なぜまた日本から?」と感じている人も多いだろう。日本で最高峰の科学研究機構である国立研究開発法人・理化学研究所(理研)で長年働いている研究者・凌楓さんは、日本の科学研究の環境を熟知しており、彼の研究の経験や感じていることなどを通して、日本のこれまでの科学研究と現状をのぞいてみよう。新華網が報じた。

凌さんは1993年に京都大学の博士課程を修了し、理研で働くようになった。それから20年以上、エピゲノム・ミトコンドリアゲノムの研究を行っている。入社したばかりの頃、凌さんは任期制研究員で、2年契約。1年に一度契約を更新していた。

世界で初めてミトコンドリアゲノムの初期化機構を発見した凌さんは、1年ほどで定年制研究員になったため、安心して研究に打ち込めるようになった。定年制研究員になった外国人は凌さんが3人目だ。

凌さんによると、理研には現在、研究員が約3000人おり、そのほとんどが3-5年契約の任期制研究員。定年制の研究員はわずか300人ほどで、その半分が事務を行っている。


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