胡潤(フージワーフ)研究院が先月30日、1980年代生まれ(80後)以降の若い人々の資産についてのランキング「2016年胡潤80後富豪番付」を初めて発表した。番付は「80後裸一貫組富豪番付」と「80後資産継承組富豪番付」の2つの部分で構成され、今年8月15日時点の資産を計上の対象としている。「京華時報」が伝えた。
今年は80後の企業家で資産が20億元以上(1元は約15.5円)の人は68人に上り、「胡潤富豪番付」に入った人は昨年より12人多かった。また裸一貫から身を起こした人が21人いた。
「80後裸一貫組富豪番付」には21人が入り、昨年より5人多かった。21人の資産を合わせると1595億元、平均すると76億元になる。漢鼎宇佑の36歳の王麒誠氏と35歳の呉艶夫妻が資産額245億元でトップに立った。呉艶氏は番付入りした唯一の女性起業家だ。2位は大疆の36歳の王滔氏で資産額は240億元。3位は滴滴の33歳の程維氏と好未来の36歳の張邦■(品の口が金)氏で、資産額はいずれも130億元だった。
最も若い裸一貫組の富豪は30歳の匯量科技の段威氏で、次が31歳の世紀華通の邵恒氏と餓了■(公の2画目がない字)の張旭豪氏。90後(1990年代生まれ)の人はいなかった。裸一貫組の80後富豪はIT(情報技術)産業に関わる人がほとんどで、美図、聚美優品、今日頭条、学而思の創業者はいずれも番付入りしている。このうち聚美優品の陳欧氏は今年は最も不調で、資産は64%減少して20億元になり、主な原因として株式の私有化の影響が挙げられる。
「80後資産継承組富豪番付」では、個人資産が50億元以上の資産継承者が13人いて、その平均資産額は205億元に上った。平均年齢は33歳で、裸一貫組より1歳若かった。最年少は28歳の王思聡氏と魚躍医療の呉光明氏の息子の呉群氏だった。
胡潤百富の胡潤(フージワーフ)会長兼首席研究員は、「第1世代の起業家にとっては誠実さと勤勉さが企業の最も重要な要因だが、80後の起業家にとっては革新、資源の統合、スピードが最も重要になる」と指摘する。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年11月1日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn