あと半月足らずで迎えるダブル11(11月11日のネット通販イベント)に向けて、大手通販サイトの天猫(Tmall)や京東、蘇寧などはすでに事前セールイベントを開始し、市場獲得を図っている。京華時報が伝えた。
天猫が今年のダブル11で打ち出しているのは「インターナショナル化」と「エンターテイメント化」。アリババグループの張勇CEOは「今年のダブル11の目新しい点は『国内外を全面的につなげていくことで、新たな小売りグローバル化を実現すること』だ。これをうけて天猫はダブル11に数多くのエンターテイメント要素をとりこむと同時に、売り手と消費者、または消費者同士のインタラクティブを重視し、ライブ配信やVRなどの新技術を利用することで、全く新しいエンターテイメント体験を生み出す」としている。
国美在線も先週末にはこの事前商戦に参戦し、ダブル11で初めてのインタラクティブライブ配信を導入する予定だ。ダブル11市場を獲得するため、アマゾンは中国において初のプライム会員サービス導入に踏み切り、同時に中国特別カスタマイズバージョンを打ち出し、ユーザーはアマゾンを通じて海外または中国国内の商品を購入すると、配送費無料サービスが適用される。
蘇寧もダブル11で「エンターテイメント化」を主に打ち出している。太湖湖畔に「タウン」を建設し、遊びながら買い物を楽しめるエンターテイメント性を備えた「クラシカルな商店街」を造りだした。
京東はすでに「しっかり良いモノを買いましょう」をスローガンに、消費者に理性的なショッピングを促すキャンペーンを高らかに打ち出している。京東のポスターなどは物流面で優れている点を重点的に宣伝することで、市場における地位をアピールしている。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年10月31日
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