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人民網日本語版>>経済

中国人が米独日まで行って自国製品を買うのはなぜ? (3)

人民網日本語版 2016年10月25日08:29

現在、「3同」の取り組みは食品分野で先行的に行われている。食品分野が選ばれたのはなぜか。同委登録管理部第2処の黄斌さんは、「認監委は2015年に率先して香港に供給する食品の分野で『3同』のテスト事業を展開し、経験を積み上げてきた。また現在、国の輸出入検査検疫当局に登録された輸出食品の製造加工メーカー約2万社の輸出食品合格率は通年で99%以上を保ち、香港食物環境衛生署などの当局が発表したデータをみると、大陸部がこうしたターゲット市場に送り込む食品の合格率は先進国・地域を遥かに越えている」と話す。

▽企業の輸出から国内販売への展開 問題を解決するには

国内で「輸出品質」の製品が気軽に買えるようになることを、消費者は心から歓迎する。だが意外なことに、メーカーは「輸出から国内販売への転換」に数々の懸念を抱く。

多くのメーカーにとって、輸出製品を国内販売市場に振り替えるのは実はそれほど簡単なことではなく、製品の品質がよければ自然に国内市場を占領できるようになるというわけでもない。主な原因は3つある。

1つはブランドの欠如だ。黄さんは、「中国の輸出企業は他社ブランド製造(OEM)型企業が多く、国内で独自のブランドを樹立するには巨額の投資が必要」と話す。

次はルートの欠如だ。輸出企業の多くは中小企業で、専門の市場営業販売チームや販売ルートをもつところは少ない。

最後は革新力の不足だ。黄さんは、「輸出企業は一般的に自主研究開発と革新の能力が低く、国内市場をゼロから開拓するには、こうした能力の高さが求められ、海外の顧客から持続的に注文を受けるように簡単にはいかない」と指摘する。


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中川 清三   2016-10-26125.53.124.*
 「自国製品を海外から運ぶ怪現象はどうしたらなくなるのか」という記事を見て、腹を抱えて笑ってしまうほど面白かった。7~8年ほど前の日本の《百均=百円ショップ》では中国製の雑貨や小物が沢山売られて、その当時は安かろう悪かろうと妙に納得する自分がいた。しかし最近の百均では中国製が日本製に代わって、中国製は品質の良いものに絞られている。 近年になり訪日中国人が百均に来るようになり、ドラッグストアーと同じように百均にも沢山の中国人がきて大量に買っている。日本には最大手の「ダイソー」があり、そのダイソーが中国に進出し規模拡大中だが、いま中国で珍現象が起きていると産経新聞が報じていた。内容は北京のダイソーにきた中国人客は、わざわざ高い代金払ってメイドインチャイナの品物を買っていく、同じ物が北京市内の雑貨店に安く売られているのに、何故か日本の百均にきて高い物を買う様子が珍現象だと書いてあった。 理由はたぶん、中国人は中国製の品質を疑っている、同じ中国製の物を日本人のバイヤーが見て 良い物 と判断してショップに陳列してあるからダイソーを信用したのだろう、値段は10倍も高かったそうだ。 又最近は日本製の中古品がアジアや中東・アフリカで人気に火が付き、ビルの建築ラッシュで賑わうフリッピンでは、日本製の机イス等の事務用品や中古自転車が飛ぶように売れているとテレビの報道で知った。特にオフィースで使うイスが違ったデザインや色違いでも日本製が良いと、新しいオフィースで中古の色違いの物が使われていた。自転車も「日本人が使っていた物」というだけで、中国製や韓国製の新品より日本の中古品が好まれている。訳は日本製の中古品は壊れないからだと言っていた。

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