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IT富豪番付 1位馬雲氏 居住地は北京深センが人気

人民網日本語版 2016年10月20日08:23

胡潤研究院(フージワーフ研究院)は18日、胡潤富豪番付の一部である「2016年胡潤IT富豪番付」を発表した。これは同研究院が14年連続で発表しているIT業界の富豪上位50人のランキングだ。胡潤富豪番付とは異なり、IT富豪番付ではコンピューター関連の企業家のIT分野における資産のみをを評価の対象とする。第一財経網が伝えた。

番付をみると、52歳になる馬雲氏とその家族が、資産額1950億元(1元は約15.4円)でトップに立ち、3回目のIT富豪ナンバーワン獲得となった。「ペンギン(騰訊<テンセント>)の父」と呼ばれる45歳の馬化騰氏が資産額1340億元で2位。同じく45歳の網易の丁磊氏は資産が倍増して960億元になり、李彦宏氏を抜いて3位になった。同研究院のフージワーフ氏によると、「興味深いのは、トップ10では馬雲氏が最年長で、平均年齢がわずか45歳だったことだ」という。

胡潤富豪番付をみると、IT富豪の占める割合が昨年の11.2%から11.8%に上昇した。上位50人のIT富豪の平均資産額と番付入りのハードルは今回が最も高かった。IT富豪の平均資産額は前年比13%増加して269億元になり、10年前の14倍に増えた。新たにIT富豪番付入りしたのは11人で、前回より1人少なく、番付に占める割合は22%だった。IT富豪50人の平均年齢は49際で、昨年より1歳高くなり、胡潤富豪番付の平均年齢より4歳若かった。

IT富豪番付入りした5人の「80後」(1980年代生まれ)のうち、4人は裸一貫組だった。「ドローンのキング」などと呼ばれるDJI大疆創新の36歳の汪滔氏が、資産額240億元で最も豊かな80後の裸一貫組の富豪になった。他の4人は、滴滴の33歳の程維氏、聯絡互動の34歳の何志濤氏、海虹持株の34歳の康喬氏、遊族網絡の35歳の林奇氏で、康氏は祖母から株式の66%を受け継いで新たに番付入りした。

IT富豪が最も多く暮らす都市は深セン市と北京市で、それぞれ14人が暮らしており、北京は昨年より1人増え、深センは昨年と変わらなかった。杭州は7人で3位になり、昨年より1人増えた。上海は6位で昨年より1人増えた。

出身地別では、浙江省出身者が昨年より2人増えて8人になり、広東省を抜いて1位になった。昨年1位の広東省は今年は3人減って4人になり、3位だった。安徽省が1人増えて6人となり2位。江蘇省は5位に後退し、2人減って3人が番付に入った。

IT富豪番付が初めて発表された03年から現在まで、7人がずっと番付に載り続けている。そのうち馬雲氏の資産は14年で780倍増加し、馬化騰氏は191倍、李彦宏氏は225倍、任正非氏は70倍、王文京氏は29倍、丁磊氏は13倍、史玉柱氏は6倍、それぞれ増加した。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年10月20日

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