回復状況を乗田さんに説明する医師
「言葉は通じないけど、先生や看護師に看護してもらい、日本にいるのと同じ気分」。18日午前にそう話したのは、日本人船舶エンジニアの乗田さん(44)だ。中国新聞網が報じた。
乗田さんが、内蒙古(モンゴル)自治区人民病院に入院してからこの日で6日目。乗田さんがこの病院の医師と医療水準を信頼した結果、一命を取り留めて6日目とも言える。
呼和浩特(フフホト)市で働き始めて間もない乗田さんは12日夜、胸の痛みを感じた。その夜はなんとか痛みに耐えたものの、翌日、中国人の同僚によって同病院の急診科に運ばれた。
同科の医師が心電図検査を行ったところ、乗田さんは右冠状動脈梗塞と診断され、すぐに治療しなければ命にかかわることが分かった。そのため、同科は心血管内科の医師と共同診察を行い、カテーテル手術をする必要があった。しかし、乗田さんは、現地の医療技術に不安を抱き、その手術の必要性にも疑問を持ったため、なかなか手術を受けることに踏み切れずにいた。
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