中国の人気スマホゲームアプリ「陰陽師」が中国だけでなく、日本でも大人気になっている。同ゲームは映像がきれいで、各キャラクターの声も全て日本の豪華声優陣が担当。日本の歴史と組み合わせて、フレッシュな体験を提供している。中国網が報じた。
同ゲームでは、日本の平安時代の有名な陰陽師・安倍晴明をメインとする陰陽師やいろんな妖怪が登場する。陰陽師たちは、和風のうつくしい衣裳を身にまとっており、強力な魔法を操ることができる。では、古代の日本において、実際の陰陽師とはどんな存在だったのだろう?
陰陽師とは?
日本では、陰陽師は飛鳥時代から存在し、律令制下において中務省の陰陽寮に属した官職の1つだった。陰陽五行思想に基づき、陰陽道から学んだ占術や風水によって、天体観測や暦法制定の職務を行っていた。その後、本来の律令規定を超えて占術や呪術、祭祀を司るようになった。そして中世以降、民間で占術などを行う人も陰陽師と呼ばれるようになった。
平安時代になると、陰陽師の発展はピークに達し、官職の域を超えて、神秘的な宗教色のある分野へと発展した。しかし、平安時代末期に、武家社会が台頭し、幕府を掌握するようになると、陰陽師は衰退の道を歩んでいった。
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