金融機関に預けられた各種預金の残高は資金規模とも言われ、その地域の経済運営の結果を示すものの一つであり、経済運営のエネルギーの源でもある。中国において、都市の資金規模が反映するのは国内総生産(GDP)の数量だけではなく、その都市の地域における波及力にも関連がある。「第一財経日報」が伝えた。
各省・自治区・直轄市の過去10年間の資金ストックの変化を調査してわかったのは、広東省と北京市のストックが他の省区市をはるかに上回ることだった。10年前と比較すると、資金ストックの伸びが速い省区市の西部地域に集中し、山西省、遼寧省、黒竜江省といったエネルギー・重化学工業型の省は伸びが最も遅かった。
データをみると、資金ストックが10兆元(1元は約15.2円)を超える省区市は広東、北京、江蘇省、上海市の4カ所。全国一の経済大省・広東は16兆元を超え、全国の省区市のトップに立った。
広東には広州市と深セン市という2つの一線都市がある。昨年の深センの資金ストックは5兆7779億元に達し、都市別番付で北京と上海に次ぐ3位だった。広州は4兆2843億元で4位。この両都市の資金ストックを合わせると10兆622億元に達し、上海をやや上回る。
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