中国のたくさんの商店が、まもなくカード取引の手数料引き下げという「プレゼント」を受け取ることになる。中国銀聯がこのほど明らかにしたところによると、国家発展改革委員会と中国人民銀行(中央銀行)が出した関連の通知を踏まえ、銀行カードの利用手数料の調整が6日に行われ、カード発行銀行、銀聯、カード運営機関の手数料が全体的に引き下げられた。業界の予測では、カードを導入する商店では年間約74億元(約1125億円)の節約になるという。「経済参考報」が伝えた。
今回の調整後、外食産業などの商店はクレジットカードやデビットカードでの取引でカード発行銀行に支払うサービス手数料、ネットワークサービス手数料が53~63%引き下げられる。デパートなどの業態では23~39%の引き下げになる。スーパー、大型倉庫型店舗、水道・電気・ガスの料金、給油、交通輸送機関のチケット販売などでの取引における手数料の水準は全体的に安定したものになる。
業界関係者の間では、「カード利用手数料の引き下げは商店の経営環境の改善にプラスになり、銀行カード取引のカバー範囲と規模を拡大し、消費を牽引し、商業・貿易・流通および銀行カード産業の健全な発展を促進する上で積極的な役割を果たすことになる」との見方が一般的だ。中国人民大学重陽金融研究院の董希■(品の口が水)客員研究員は、「中期的に、また長期的にみて、銀行カードを使用して消費や支払いを行うカード保有者が増加し、カード消費の取引額が大きくなることが望ましい」との見方を示す。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年9月7日
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