上半期の観光投資、前年同期比3割増

中国国家観光局が6日に発表した統計データによると、今年1月から6月まで、全国の建設中の観光プロジェクト数は9944件、実際完成投資額は前年同期比30.5％増の4211億5千万元（1元は約15.1円）に達した。人民日報が報じた。

国家観光局の関係担当者は、全国の観光投資に見られる新たな特徴を次のとおり挙げている。

（1） 大型観光プロジェクトに対する投資の急成長。今年1月から6月まで、全国で投資額が100億元を上回る大型プロジェクトの実際完成投資は794億6千万元、前年同期比34.4％増加した。

（2） 民間資本は引き続き活発な状況。今年上半期、民間企業による実際完成投資は、前年同期比27.1％増の2412億8千万元に達した。

（3） 西部地域への投資が急成長、東部地域への投資が集中。西部地域に対する実際完成投資は前年同期比56％増の1132億8千万元、全国投資総額の26.9％を占めた。東部地域への実際完成投資は、同33.2％増の2277億8千万元、全国投資総額の54.1％を占めた。

（4） 観光関連商品のモデルチェンジ・アップグレードが目に見えて進んでいる。レジャー観光に対する投資は全体の41.3％を占めた。一方、観光旅行投資に対する投資は落ち込み、その割合は54.3％から39.6％に低下した。

（5） 田舎観光に対する投資がクローズアップ。田舎観光に対する実際完成投資は、前年同期比62.3％増の1221億3千万元に上った。（編集KM）

「人民網日本語版」2016年7月7日