南京理工大学の陳光教授が率いるチームは、国家973計画などの資金援助を受け、長期的な研究を踏まえた上で、新型航空・宇宙材料「チタンアルミ合金」の画期的な進展を実現した。関連する成果は20日、「Nature Materials」誌に掲載された。その室温状態での引っ張り強さ、降伏強度、高温状態でのクリープ強さ、温度領域などの重要指標は世界トップレベルとなり、米国の同類材料を1−2桁上回った。科技日報が伝えた。
中国航空動力機械研究所ターボ設計部の康剣雄サブチーフデザイナーは、「新しい材料が、新しいエンジンを生む。PSTチタンアルミ合金の使用温度は900度以上で、ニッケル基合金と競争できる。ファンブレードだけではなく、タービンディスク、高圧ターボ圧縮機などの部品に使用できる」と話した。
新型材料が実験室から飛行機に搭載されるまでには、まだ長い道を歩まなければならない。陳教授は、PSTチタンアルミ合金の実用化には、あと5−10年かかると見積もっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年6月23日
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